北海道内は新型コロナウイルスの新たな感染者が一週間前の倍以上となる3361人確認されました。
一方、国内では感染力が強いオミクロン株の亜種”ケンタウルス”の感染がこれまでに確認されるなど、さらなる拡大が懸念されています。
7月25日道内で確認された新たな新型コロナの感染者は、札幌で1637人、旭川市で90人、函館市で244人など計3361人。
先週の月曜日の1515人と比べ2倍以上となっています。拡大の要因として専門家は感染力の強さを強調します。
北海道医療大学 塚本 容子 教授:「BA.5に置き換わりが進み感染が拡大している。”はしか”は今まで感染症の中で一番感染力が強いものだったが、BA.5は”はしか”と並んだ」
一方で、拡大が懸念されているのが変異ウイルスの”ケンタウルス”です。
北海道医療大学 塚本 容子教授:「”ケンタウルス”は通称で、WHOの正式な名称ではありません」
通称”ケンタウルス”はオミクロン株のBA.2.75と呼ばれる変異ウイルスで、急激に感染拡大しています。
北海道医療大学 塚本 容子教授:「”ケンタウルス”は6月にインドで見つかったウイルスでBA.5から置き換わっている。日本でも東京、大阪、神戸で市中感染が確認されている。BA.5が”はしか”と同じ感染力だが、”ケンタウルス”はその3倍も感染力がある」
これまでのところわずかな情報しかなく、重症化のリスクなど不明なことも多いためワクチンの接種は必要だと訴えます。
北海道医療大学 塚本 容子教授:「ワクチンの効き目は感染予防、発症予防に関してなので、重症化予防にも一程度効果があると思う。何でもかんでも自粛が必要とは思わない。ただ次のウイルスの重症度がわからないので情報を見ながら行動することが大事」
また重症化を防ぐためワクチン接種以外にも、規則正しい生活で免疫を高める事が大切だといいます。
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