上海“再ロックダウン危機”1400万人超にPCR検査「再封鎖」に備え買いだめも(2022年6月12日)

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2カ月間のロックダウンが解除されたばかりの中国・上海。
1400万人を対象にした大規模PCR検査がきょうも行われました。
再びのロックダウン危機に市民の我慢も限界が近づいています。

▽上海“再ロックダウン”危機 市民反発も
「解除せよ!解除せよ!」
多くの市民が集まり物々しい雰囲気に包まれる街・・・
これは10日、中国、上海で撮影された映像です。今月1日、およそ2カ月間に及ぶロックダウンが解除された上海。しかし・・・
(上海市民)「もし前回のようなロックダウンが再び行われたら私は嫌です。(封鎖されれば)私は必ずそのフェンスを張り倒します。」
上海当局は11日と12日の2日間、市民の半数以上にあたる1400万人に対しPCR検査を行うと発表。検査を徹底するため“再封鎖”された地域も多く、街に再び混乱が生じています。
(住民)「あなたはどこの誰? 何の権力があって私たちに怒鳴っているのですか?」
(警察官)「私が誰であろうが関係ない!」
(住民)「政府は1万人を拘束することはできるが、100万人を拘束することはできない。」
コロナ感染拡大に警戒を強める当局。上海市内ほぼ全域で住民への検査を行っているといいます。
(現地記者)「すべての住民を対象にしたPCR検査を開くという通知がありました。今日の検査は必ず参加しなければなりません。」
居住区内で新たな感染者が1人でも確認された場合、2週間の封鎖となってしまいます。上海市民は不安が蘇ります・・・

「肉が食べたい!肉が食べたい!」
現地に住む記者もロックダウン中は厳しい生活を強いられました。
「2週間ぶりのジュースです・・・大切に飲みます」
今回の大規模検査を前に市内のスーパーでは・・・
(買い物客)「また買いだめが始まった。買い物に来ると相当並ぶことになる・・・」
上海市内のスーパーには買い出しに来る客で長蛇の列が出来ていました。記者も・・・
「今日全体の検査がありまして、もしも陽性が出た場合、再封鎖もありうるということで買い溜めをしておきました。今回はお肉を中心に買いました。ハムやソーセージも買ってあります。」
2週間の封鎖に備え多くの冷凍食品を購入。ジュースのストックも欠かしていません。厳格なコロナ対策に対し市民の不安は限界を迎えています。
(上海市民)「前回の教訓があったから上海人はもうだまされません。」
「精神的に新たな不安が生まれています。再びロックダウンされることが心配です。」
中国当局によると、11日の上海の新型コロナ感染者は前日のおよそ2倍。ロックダウン解除後、最も多い29人となりました

6月12日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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