茶の「更新」とは、背が伸びた茶の樹を刈りこむことで強く太い枝を取り戻し、茶葉の品質や収穫量を維持するための作業です。
お茶の樹は植えてから年数が経つと、背が伸びると同時に枝が細く分かれ、小さな新芽が多く出る傾向があります。そうなると茶葉の収穫量が減り、品質の低下の原因になってしまいます。
そのため茶の収穫後などに枝をあえて刈り込み、太く強い枝を再生させる。それが「更新」作業の第一の目標です。
次に、お茶の樹が伸びてうねがあまりに高くなってしまうと、茶の収穫や肥料散布など、管理機械での作業が難しくなるという問題があります。
そこでも効果を発揮するのが更新作業。枝を刈ることで茶の樹の形を整え、うねの形を正常に保ちます。
お茶の樹は、ムービーのように枝を落としても2~3か月後に再生した新芽収穫できますが、その後の収穫量や品質に大きな影響を与えます。そのため更新のタイミングや内容は、茶畑ごとの状況を見て慎重に判断しています。
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