マニエッティ・マレリ



マニエッティ・マレリ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1165818 / CC BY SA 3.0

#イタリアの自動車部品サプライヤー
#日本の自動車部品サプライヤー
#自動車トランスミッションメーカー
#自動車燃料供給装置メーカー
#1919年設立の企業
マニエッティ・マレリ(Magneti Marelli S.p.A. )は、かつて存在したイタリアの自動車部品メーカー。
2019年にはカルソニックカンセイと経営統合し、マレリ株式会社となった。
イタリアのミラノに本拠を置く。
ドイツのロバート・ボッシュや日本のデンソーと並ぶ電装品(メーター、インフォテイメント、テレマティクス、ボディコンピュータ等)、燃料噴射装置製造の最大手であり、トランスミッション、ECU, ショックアブソーバー、吸排気系部品、照明関連の部品(ヘッドランプ、リアランプ、オルタネーター)なども手がけ、自動運転技術の研究開発にも注力をしていた。
1891年、エルコレ・マレッリがイタリアにて、自身の名を冠した、電装部品およびエンジンの開発、製造を担う企業を創業。
1919年、市場のニーズに応える為、エルコレ・マレッリとフィアット(Fiat)が共同出資し、ミラノ県のセスト・サン・ジョヴァンニ(Sesto San Giovanni)に合弁会社マニェーティマレッリ(Magneti Marelli)を設立、エルコレ・マレッリの事業を拡大。
エルコレ・マレッリ自身は社長、技術責任者、および販売責任者の役割を担った。
1947年、イタリアの株式に上場。
1980年代にはディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプを製品化し、1990年代にはコモンレール式燃料噴射装置の開発に着手、1997年にはボッシュと共同で実用化を果たし、アルファロメオ・156JTDに乗用車としては初めてコモンレール式ディーゼルエンジンが搭載された。
1984年、本社をセスト・サン・ジョヴァンニから、同じくミラノ県にあるチニゼッロ・バルサモ(Cinisello Balsamo)へ移転。
1986~7年には、グローバルなメガサプライヤを目指し、幾つもの著名な欧州部品メーカーを吸収。
一例として、燃料、エンジン制御のウェーバー(Weber)、ソレックス(Solex)、インスツルメントパネル(メーター等)や電子部品のヴェリア・ボルレッティ(Veglia Borletti)、イェーガー(Jaeger)、照明関連部品のカレッロ(Carello)、シエム(Siem)がそれらである。
1991年、本社をチニゼッロ・バルサモから、現在の本社所在地であるミラノ県のコルベッタ(Corbetta)へ移転。
1998年にセミオートマチックトランスミッションの「セレスピード」を製品化し、アルファロメオ・156に搭載。
その後、フェラーリの「F1マチック」、マセラティの「カンビオコルサ」など、フィアットグループの各メーカーにもセミATを供給している。
1999年、ボッシュ(Robert Bosch GmbH)との合弁で自動車用照明部品(ヘッドランプ、リアランプ等)を開発、製造、販売する企業「K2ライティングテクノロジー(K2 Lighting Technology)」を設立。
2001年、K2ライティングテクノロジーのボッシュのシェアを取得し、100%傘下に収める。
社名を「オートモーティブライティング(Automotive Lighting)」へ変更。
2018年10月、当時の親会社だったフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、保有する全株式をカルソニックカンセイの親会社であるCKホールディングスに売却することを発表した。
買収総額は62億ユーロで、経営統合が完了すると世界7位の独立系自動車部品メーカーとなる。
サーキットの広告 2006年のWRCに参戦した三菱・ランサー 2007年シーズンはエンジンの点火装置と燃料噴射装置、ECUをスクーデリア・フェラーリ、ルノーF1、BMWザウバー、トヨタF1、レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソ、スパイカーF1に供給を行っている。
また、トヨタにはステアリングの計器板も供給している。
2008年シーズンからはマイクロソフトが全チームに標準ECUを供給するため、マニェーティマレッリはエンジン関連の部品のみを供給することとなる。
ロードレース世界選手権(MotoGP)のドゥカティにテレメトリシステムを、ヤマハにECUや燃料噴射装置を供給するほか、世界ラリー選手権 (WRC) のプジョー、シトロエン、三菱自動車のエンジンを使用するチームにECUや燃料噴射装置の供給を行っている。
2019年からはMotoGP…

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