以下にある「Cold Fusion Five」に日本語字幕を追加しました。常温核融合がもたらす5つの利点を簡潔にまとめたものです。科学技術の話題よりは、その社会的な影響の方に重点があります。
作者のRuby Caratさんは以下のサイトを中心として常温核融合の認知拡大活動に取り組んでいます。興味のある方は是非ご参照ください。
http://ColdFusionNow.org
日本語字幕作成は、浅学俊郎が行いました。ご意見は以下のブログにお寄せください。
http://amateur-lenr.blogspot.com/
また、Facebookの以下のグループでも常温核融合についての議論を行なっています。興味のある方は是非ご参加ください。
http://www.facebook.com/groups/209258969132018/
常温核融合は、今では、低エネルギー核反応(LENR: Low Energy Nuclear Reactions)や凝集系核科学(Condensed Matter Nuclear Science)と呼ばれています。
1989年に、マーティン・フライシュマン博士とスタンレー・ポンズ博士が、この現象を発見したと発表しましたが、追試の失敗が続いたことから発見は間違いだったというのが一般的な見解となりました。 しかし、この不思議な現象に魅せられた一部の科学者(日本・米国・イタリア・ロシア等)は研究を続け、実験の再現性や理論仮説の精度を高めてきました。今日では3000本以上の論文・レポート等が集積され、 研究者の間では「常温核融合現象に定性的な再現性はある」とされています。日本でも高橋亮人博士、小島英夫博士、水野忠彦博士、荒田吉明博士など著名な研究者が活躍されており、工学社から書籍も発刊されています。
2011年1月に、米国在住のイタリア人エンジニアであるアンドレア・ロッシ氏が、ニッケル・水素系の常温核融合装置「E-Cat」のデモをイタリアのボローニャ大学で行いました。2012年末には家庭用のヒーターとして商用化し、大量に販売すると宣言しています。
常温核融合が実現されれば、我々の社会や生活に大きな変革が訪れます。本当に変革は始まるのか否か、認識を深めたいと思う方は是非調べてみてください。見ていただいてありがとうございました。
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