札幌トヨタ自動車の男性社員がパワーハラスメントで自殺したとして、遺族が会社を訴えていた裁判が3月17日、和解しました。
この裁判は2017年、札幌トヨタ自動車室蘭支店に勤めていた当時21歳の石崎来輝さんが自殺したのは、職場でのパワハラが原因だとして、父親が会社に約4300万円の損害賠償を求めていたものです。
2021年、札幌地裁の判決はパワハラと自殺との因果関係を認めず、父親が控訴していました。
札幌高裁はパワハラと自殺に因果関係があることを前提にした和解を勧告し、会社が認めたため和解が成立しました。
札幌トヨタ自動車は「痛ましい事案を再び起こさないよう、再発防止に取り組む」とコメントしています。
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