政府は研究や人材を育成するため10兆円規模の「大学ファンド」の創設を目指していますが、麻生財務大臣は所管する文部科学省では「もうけられるわけがない」と述べ、確実な運用を求めました。
麻生財務大臣:「金は持たせたら必ずもうかるかというと大きな間違いであって、能力のない人に持たせたって何の意味もない。文部省がやったって、もうけられるわけないじゃないか」
「大学ファンド」は欧米のトップ大学のように、基金の運用益を使って研究開発の基盤の強化や人材の育成を進めようというもので、菅政権が掲げる目玉政策の一つです。
政府は今年度の第3次補正予算と2021年度の財政投融資計画で合わせて4兆5000億円を支出し、将来的に10兆円規模のファンドを目指しています。
「大学ファンド」は文部科学省が所管する科学技術振興機構に設置されますが、麻生大臣は運用は確実に行うことが大事だと述べ、実際の運用にあたっては実績のある人材に委ねるべきだという考えを示しました。
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