新変異株‟ケンタウロス”国内で確認…市中感染か? ‟BA.5の約3倍”の感染力で「ワクチン効きづらい可能性」|TBS NEWS DIG

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感染拡大が続く、新型コロナの‟第7波”。感染の急拡大は、私たちの生活を支えるインフラにも影響が出始めています。
一方、感染力が強いとされる新たな変異株・通称‟ケンタウロス”の感染も、国内で複数確認。専門家とともに解説します。

■濃厚接触者が爆発的に増加 生活インフラにも影響が…

井上貴博キャスター:
全国的に濃厚接触者が爆発的に増えています。こうなってくると社会が止まってしまうという観点の話です。

7月27日の東京都内の新規感染者数は2万9036人、全国では20万9694人となっています。病床使用率では、沖縄で85%、重症者用病床使用率も40%です。大阪や東京でも病床使用率が50%程となってきました。

社会に与える影響ということで、26日、27日と様々なニュースが入ってきています。

まずは▼交通機関です。
JR九州では、乗務員ら38人が検査陽性と判定され、計120本が運休措置です。小田急バスでは、濃厚接触者認定を受けるなどで乗務員ら35人が出勤できず、一部路線運休と発表されています。

他にも、▼郵便局では一部店舗が業務休止の措置をとっています。
検査陽性者などが増えていることによる人員不足で、26日時点で170の店舗が業務休止となりました。再開時期はまだ決まっていません。店舗業務休止となっても、全体的には集配・配達業務は、通常通り営業しています。ですのでこの辺りはご心配なくというところかもしれません。

さらに、▼ゴミ収集についてです。
2021年8月、東京・台東区では清掃職員19人が陽性判定を受け、不燃ゴミ収集を2週間休止するという事例がありました。事務所に伺うと、現在は職員で検査陽性者は確認されておらず、現状業務に影響は出ていないと仰っていました。
一方、江東区では、複数の職員が陽性判定を受けたということです。民間業者に委託し、ゴミ収集業務は保っている状況だということです。

ホラン千秋キャスター:
感染者が増え、濃厚接触者も含め出勤できないことが増えてしまうと、行動制限・出勤制限をかけていなくても、必然的に社会機能が止まることになってしまいますよね。

国際医療福祉大学 感染症学講座主任教授 松本哲哉氏:
そうですよね。特に社会のインフラを支えている人たちが感染してしまうと、例えば交通機関も止まったりとか、ゴミ処理も含めて色々支えていただかなきゃいけない人たちが、仕事を全うできないということであれば、本当に色んな意味で影響が大きくなってくると思います。
なので、もうこれ以上、感染拡大を止めなきゃいけないということもあるんでしょうけど、やはりインフラに関わるような人たちもワクチン接種対象に早めに加えていただきたいと思います。

ホランキャスター:
感染力が高い・強いとなると、家庭や職場など一つのコミュニティで1人感染者が出るとバーッと広がってしまうと考えられますよね。

松本氏:
今、感染が分かっている中の半分の方たちは家庭内感染ですね。むしろ逆に自分はどこで感染したか分からないという人たちも多数おられます。なので多様化してますけど、家庭内感染はいずれにしてもまだ結構多いのが印象ですね。

ホランキャスター:
新型コロナウイルスに対する考え方は人それぞれ違いますけれども、秋元さんの会社では、それぞれの意見を尊重する形でどう出勤をアレンジしてるんでしょうか?

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈氏:
私達の会社の場合は、基本的にはリモートワークメインでずっとやってきているので、そもそも出社は自由という形にしてます。かつ今、濃厚接触者の定義が「1m以内で15分以上、マスク無しで話した場合」なので、まずしっかり距離をとってマスクをつけてさえいれば、万が一陽性者が出ても濃厚接触者に当たる人がいなければ業務がいきなり止まることはないので、そこを徹底しています。
ただインフラの方々って、必ずしも全部オンラインに変えるのは難しいと思うので、やはり1人1人の感染対策が改めて必要になってくるタイミングなのかなとは思いますね。

■新たな変異株‟ケンタウロス”国内で確認 市中感染の可能性も

井上キャスター:
ここからは、これから先の話です。ウイルスの変異は続いていく状況です。

新たな変異株「BA.2」「BA.5」などはニュースでもよく聞かれますが、「BA.2」から枝分かれした75番目の亜種、通称‟ケンタウロス”というふうに名づけられ、海外で報道されています。

重症化リスク、毒性・病原性などはよくわかっていません。一方で、生き残っているので感染力は強いということで、「BA.5」に比べて3.24倍であるとアメリカの大学の研究結果が発表しています。

これが7月2日、インドで初確認されました。世界各国、イギリス、アメリカ、ドイツ、カナダなどでも確認されているということです。
国立感染症研究所は「ワクチンが効きづらい可能性」を示唆(7月8日)しています。ウイルスの変異は半永久的に続いていきますので、どの段階でインフルエンザと同じような対策・対応に変えていくのかも問われるわけです。

日…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220727-6031450)

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