トヨタ労組「ベア」脱一律へ 2020年春闘提案

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基本給を底上げするベア=ベースアップにも「脱一律」の流れが及んできました。
トヨタ自動車の労働組合が来年・2020年の春闘に向け、ベアに当たる賃金改善分について、評価に応じて差が広がる新たな配分手法の提案を検討していることがわかりました。
具体的には、トヨタの労組はベアの原資を確保したうえで、人事考課の5段階評価に応じた組合員への配分にこれまでより差をつける要求を検討しています。
評価が高い人への配分を厚くし、組合員の労働意欲を高める狙いですが、必要な原資を確保できない場合、ベアがゼロの組合員も出てくる可能性があるといいます。
一律色の強いベアに関し、国内を代表する企業であるトヨタの労組が評価重視の姿勢を打ち出すことで、横並びを前提としてきた賃上げの慣行に風穴を開ける可能性があります。

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